3 母体管理(Maternal Management)
 妊娠・出産がハイリスクである心疾患が明らかになりつつあるが,これらの心疾患の妊娠・出産に関するデータの集積は少ない.循環動態の適正なモニタリング方法,母体合併症の危険率の予測方法などは,今後明らかにすべき問題である.また,避妊が勧められる場合に,日本人に最も適した避妊法はいまだ確立されていない.妊娠中の薬物治療の際の,適正な薬剤の選択,使用量,効果,胎児に与える影響なども,今後の検討が必要である.妊娠中のインターベンション(カテーテル治療や心臓血管手術)に関して,これらの適応,方法,術中・術後管理方法,術後妊娠可能時期などについても,いまだ明らかでない.
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心疾患患者の妊娠・出産の適応、管理に関するガイドライン(2010年改訂版)
Guidelines for Indication and Management of Pregnancy and Delivery in Women with Heart Disease (JCS 2010)