4 胎児評価法の限界
 前述およびその他各種胎児評価法の普及は,周産期死亡の減少に大きく貢献してきたが,適切な運用にあたっては,陰性的中率は高いが陽性的中率は低く,偽陽性が多いという限界と問題点を理解しておく必要がある.Non Stress Test(NST),Contraction Stress Test(CST),Biophysical profile(BPP)にて児の状態良好と判定したにもかかわらず,児死亡に至るのは,各々1.9〜6.45,0.3,0.65%と報告されている123)
次へ
心疾患患者の妊娠・出産の適応、管理に関するガイドライン(2010年改訂版)
Guidelines for Indication and Management of Pregnancy and Delivery in Women with Heart Disease (JCS 2010)